TynyDBでサクッとデータベースを使ってみた

TinyDBは、Pythonで動作する手軽なドキュメント指向のデータベースです。JSON形式でデータを保存し、シンプルで使いやすいAPIを提供しています。本記事ではTinyDBの基本的な使い方をいくつか説明します。

TinyDBのインストール

TinyDBはpipを通じて簡単にインストールできます。ターミナルで以下のコマンドを実行してください。

pip install tinydb

データベースの作成とデータの挿入

TynyDBでは以下のような簡単なコードでデータベースを作成し、データを挿入することができます。

from tinydb import TinyDB, Query

# データベースを作成する(ファイルベース)
db = TinyDB('db.json')

# データを挿入する
db.insert({'type': 'fruit', 'name': 'apple'})
db.insert({'type': 'fruit', 'name': 'banana'})

データの検索

TinyDBでQueryオブジェクトを使ってデータを検索する方法は以下のとおりです。

# クエリオブジェクトの作成
Fruit = Query()

# 'name'が'apple'のドキュメントを検索
result = db.search(Fruit.name == 'apple')
print(result)

データの更新と削除

データの更新や削除も簡単に行えます。

# 'name'が'apple'のドキュメントの'name'を'green apple'に更新
db.update({'name': 'green apple'}, Fruit.name == 'apple')

# 'name'が'banana'のドキュメントを削除
db.remove(Fruit.name == 'banana')

データベースの全データを取得

全てのデータを取得するには以下のようにします。

# 全データを取得
all_items = db.all()
print(all_items)

これらの基本的な操作だけで、TinyDBを効果的に使いこなすことができます。小規模プロジェクトやプロトタイピングには特に適しています。

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