Pythonで四捨五入する4つの方法

Pythonで数値を四捨五入する方法はいくつかあります。最も一般的な方法はround()関数を使用することですが、他にも様々な方法があります。ここでは、4つの異なる四捨五入方法を紹介します。

1. round()関数

round()関数は、最も基本的な四捨五入の方法です。第一引数には四捨五入したい数値を、第二引数には小数点以下の桁数を指定します。第二引数を省略すると、最も近い整数に四捨五入されます。

# 小数点第二位まで四捨五入
num = round(3.14159, 2)
print(num)  # 出力: 3.14

# 最も近い整数に四捨五入
num = round(2.5)
print(num)  # 出力: 2

2. 数値フォーマットを使用

フォーマット指定子を使用して数値を四捨五入することもできます。これは、表示用に数値をフォーマットする場合に便利です。

num = 3.14159
formatted_num = "{:.2f}".format(num)
print(formatted_num)  # 出力: 3.14

3. Decimalモジュール

decimal.Decimalを使用すると、精度を高く保ちながら四捨五入することができます。特に金融計算など、正確な小数点以下の計算が必要な場合に便利です。

from decimal import Decimal, ROUND_HALF_UP

num = Decimal('2.5')
rounded_num = num.quantize(Decimal('1'), rounding=ROUND_HALF_UP)
print(rounded_num)  # 出力: 3

4. mathモジュール

math.ceil()(切り上げ)とmath.floor()(切り捨て)関数を適切に使用することで、独自の四捨五入処理を実装することも可能です。

import math

# 切り上げ
num = math.ceil(2.1)
print(num)  # 出力: 3

# 切り捨て
num = math.floor(2.9)
print(num)  # 出力: 2

四捨五入:まとめ

これらの方法を適切に選択することで、さまざまな状況に対応する四捨五入処理を実装することができます。使用する際には、それぞれの方法が提供する精度や挙動を理解しておくことが重要です。

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