python else文

Pythonにおけるelseの使い方3選

Pythonにおけるelse文は条件分岐を扱う時によく使用されます。基本的にはif文に続けて使われ、if文の条件がFalseのときに実行されるブロックを指定します。しかし、elseの使用はif文だけに限らず、ループ(forwhile)との組み合わせでも使うことが。ここでは、それぞれの使用例を解説します。

1. if文とelse

if文は、特定の条件がTrue(真)の場合にブロック内のコードを実行します。条件がFalse(偽)の場合に別のコードを実行したい場合は、else文を使用します。

x = 10

if x > 5:
    print("xは5より大きい")
else:
    print("xは5以下")

この例では、xが5より大きいかどうかを評価しています。条件がTrue(x > 5)ならば、”xは5より大きい”を出力します。条件がFalseならば、elseによって指定されたブロックが実行され、”xは5以下”を出力します。

2. elif(Else If)の使用

条件が複数ある場合は、elifキーワードを使用して追加の条件を指定できます。elifelseifを組み合わせたもので、複数の条件分岐を可能にします。

x = 10

if x > 10:
    print("xは10より大きい")
elif x == 10:
    print("xは10に等しい")
else:
    print("xは10より小さい")

この例では、最初にxが10より大きいかを確認し、次にxが10に等しいかをelifで確認しています。どちらの条件も満たさない場合、elseブロックが実行されます。

3. ループとelse

Pythonでは、forループやwhileループが正常に終了した後にコードを実行するためにelseブロックを使用できます。ここでの「正常に終了」とは、ループが中断されずに最後まで実行されたことを意味します。

forループの例

for i in range(3):
    print(i)
else:
    print("ループ正常終了")

このコードでは、range(3)によって生成される0から2までの数値が順に出力され、ループが中断されることなく正常に終了すると、”ループ正常終了”が出力されます。

whileループの例

x = 3

while x > 0:
    print(x)
    x -= 1
else:
    print("ループ正常終了")

この例では、xが0より大きい間、xの値を出力し、xから1を引き続けます。xが0になるとループは終了し、”ループ正常終了”が出力されます。

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