ARTIST

2022
野澤梓 NOZAWA Azusa
野澤梓の作品は、あどけなさが残る少女の輪郭と、いくつもの方向から描かれたイメージが万華鏡のように折り重なり、ノスタルジックでセンチメンタルなイメージを生み出しているのが特徴である。2020年から国内外の展示やアートフェアにおいて全ての作品が完売するなど、国内外のアートコレクターから高い評価を受けている。
少女漫画が創作活動の原点にあり、あどけない表情をした少女の輪郭を不安定な軌跡で描く特有の表現方法は、 多感な少女時代特有の心模様を巧みに表している。作品に描かれている美少女のモチーフは、 明らかにアニメからの影響をうかがわせるものではあるが、往々にしてそうであるような男性的な眼差しのもとへと向けて描かれたそれではなく、むしろ少女性の本質であるところの”儚さ”といったものが描き分けられているように感じさせる。
1994年、静岡生まれ。東京藝術大学絵画科油画専攻卒業。
主な個展
2022「微睡みを撫でて」 銀座 蔦屋書店(東京) 2022「揺られる彼2022「揺られる彼女は」銀座 蔦屋書店(東京)
2021「昨日のアウトライン」MEDEL GALLERY SHU(東京)
2021「お泊まり会」rusu(東京)
2020「ふれてほとぼり」 MEDEL GALLERY SHU(東京)
主なグループ展
2022「かわいい。とは何か。」銀座 蔦屋書店(東京)
2020「ほころびと残像」MEDEL GALLERY SHU(東京)
2019「199X9」 shuuue(東京)
主なアートフェア
2021 Art Taipei 2021(MEDEL GALLERY SHU)
2020 Art Taipei 2020 (MEDEL GALLERY SHU)