EXHIBITION
Study:大阪関西国際芸術祭2023

この数年、SNSをきっかけに東アジアで爆発的な人気を獲得している日本のアーティストたちがいることを、多くの日本人はまだ知りません。彼らとそれを取り巻くアートシーンを本展覧会で初めて「二次元派」と名づけ、日本のアートの現在地、そしてアジアの若者に共通する感性や時代感覚を読み解く試みです。 2020年頃から中国を中心とする東アジアのカルチャーでは、「二次元(二维)」という言葉が喧伝されるようになりました。この「二次元」が意味するものは、日本のゲームやアイドル文化、“可愛い” 価値観、若者のカルチャーやファッションなど、より広い意味での “日本らしさ” の総称です。 ここ数年はSNSのネットワークを通じて、アジアの若手コレクターたちを中心に、二次元的な世界観をもつ日本のアーティストの作品が爆発的な人気を獲得し、今や非常に大きなムーブメントを形成するようになりました。しかし、それらのアーティストたちは日本ではあまり認知されず、いまだ体系的に論じる土俵が確立されていないのが現状です。 約20年に渡り東アジアの現代アートシーンを間近に見続け、現代美術史を研究してきた沓名美和は今日の日本現代美術の変遷を検証し、本展を通して、現在のポップカルチャーに根差した新しい表現者と、彼らを取り巻く文化・現象に焦点をあてます。

主催:二次元派大阪展実行委員会
協賛:セーニャ・アンド・カンパニー
協力:大阪府立中之島図書館 指定管理者ShoPro・長谷工・TRC共同事業体

二次元派展の作品販売について

二次元派展 展覧会場の一部作品(会場:中之島図書館)およびアートフェア会場(会場:グランフロント大阪)に展示する作品を、2月公開予定のウェブサイト「ARTLOUGEマーケットプレイス」およびアートフェアにて販売いたします。
ただし、ご購入に際しては、ウェブサイトからのエントリー形式とさせていただきます(2月10日ー12日限定予定)。
詳細については「ARTLOUGEマーケットプレイス」にて発表いたします。

EVENT

「二次元派:ーSNS時代のアートー 山口真人、沓名美和」
「二次元派」展をキュレーションした沓名美和が、出展作家の山口真人と本展の作品から見えてくるSNS時代のアートについて語ります。

日時:2/11(土)13:00〜13:45
登壇者: 沓名美和山口真人
会場:グランフロント大阪 北館B2Fナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター

ARTIST

奥田雄太、大澤巴瑠、きゃらあい、仲衿香、BYNAM、宏美(伊丹小夜、城月、ク渦群、下村悠天、パルコキノシタ、やとうはるか)、松山しげき、山口真人、山口歴 など

Venues and Period

第一会場

展覧会

会期:2022年1月28日(金)~2月13日(日)
大阪府立中之島図書館

<ACCESS>
大阪府大阪市北区中之島1丁目2−10 本館2F多目的スペース1、3F多目的スペース2
・京阪電車 京阪本線「淀屋橋」駅 1番出口より徒歩4分
・京阪電車 京阪中之島線「大江橋」駅 6番出口より徒歩4分
・京阪電車 京阪中之島線「なにわ橋」駅 1番出口より徒歩4分
・大阪市営地下鉄 御堂筋線 「淀屋橋」駅 1番出口より徒歩4分
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第二会場

アートフェア

会期:2023年2月10日(金)~2月12日(日)
​グランフロント大阪 北館地下2階ナレッジキャピタル
コングレコンベンションセンター

<ACCESS>
・JR「大阪」駅 1F中央改札もしくは3F連絡橋口改札より徒歩3分
・大阪市営地下鉄 御堂筋線 「梅田」駅 4番出口より徒歩1分
・阪神電車「梅田」駅 百貨店改札口より徒歩5分
・阪急電車「梅田」駅 2階中央改札口より徒歩5分
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